ルール・概要

基本ルール

F1とは

『F1』とは、「Formula One(フォーミュラ・ワン)」の略である。フォーミュラは、「規格」や「形式」などを意味する英語であり、定められた規格に沿って製造されたクルマで戦うレースがF1だ。

一般的にフォーミュラカーは、屋根やドアのない1人乗りのレーシングカーで、タイヤがむき出しになっているものを指す。決められたルールの中で、どうすればより速く走れるのか、世界でもトップレベルのエンジニアが日夜、研究を重ねている。

現在はクルマの寸法や素材についても細かく規定されており、開発の自由度は低くなっているが、参戦する自動車メーカーにとっては技術力や優れたブランドイメージを世界に発信する絶好の場になるため、トップチームは数百億円というばく大な年間予算でF1を戦っている。

エンジンのルール

現在のF1で使用が許されるエンジンは、排気量2,400ccのV8エンジン。V8とは、エンジンの形式を示すものであり、合計8つのシリンダーが、Vの字に左右4つずつ配列されている。エンジンの開発には、ばく大な研究費用がかかるため、予算高騰を防止する目的で、現在エンジンの開発は凍結されている状態だ。

2,400ccのエンジンというと、私たちが普段乗っている車と大差がないと感じるかもしれない。しかし、中身はまったくの別物である。エンジンのパワーを示す馬力は極秘情報のため、各メーカーとも正確な数字を公開していないが、700馬力を超えていると言われる。

一般の乗用車が100から200馬力、大型の高級車でも300馬力程度。それと比べると、F1のエンジンがどれほど大きなパワーを生み出しているのか分かるのではないだろうか。

また、1シーズンあたりに1人のドライバーが使用できるエンジンの数は8基に制限されている。そのため、レース終盤などには無理に速いペースで走らず、エンジンを温存する場面が見られることもある。なお、故障などによって規定数以上のエンジンを使用した場合、ペナルティーとして決勝のスタート順位が降格される。

タイヤのルール

F1で使用されるタイヤは、大きく分けて2種類ある。主に路面が乾いているときに使用されるドライタイヤと、路面がぬれているときに使用されるウエットタイヤだ。ウエットタイヤは、乗用車のタイヤ同様、溝が入っているが、ドライタイヤは溝の入っていない「スリックタイヤ」になっている。

スリックタイヤは、タイヤの溝をなくすことでタイヤと路面の接地面を大きくし、よりタイヤを地面に食いつかせるためのもの。1回のレースに、2種類のドライタイヤ(軟らかめと硬め)が持ち込まれ、ウエットタイヤを使用しない限り、決勝中に両方のタイヤを使用しなければならない。

雨などで路面がぬれている場合には、ウエットタイヤが使用される。しかし、予選やレースの最中に雨が降り始めた場合、どのタイミングでドライタイヤからウエットタイヤに交換するのかが重要になる。1周あたりコンマ数秒の差の中で戦うF1だが、路面の状況に合っていないタイヤで走ってしまうと、1周で数秒の差が出ることもある。また、雨がやみ、路面が乾き始めたときもドライタイヤへ交換するタイミングが重要になる。

そして、1回のレース週末で使用できるタイヤの数は制限されている。そのため、数の限られたタイヤを効率よく使用しなければならない。

車体のルール

F1を走るクルマは、どれも同じような外見になっているが、これは各パーツの位置や寸法などが、細かく規定されているためだ。F1は、空気の力を利用し、地面にクルマを押しつけることでコーナーを速く走れる。その際、できるだけ空気抵抗を小さくしながらも、できるだけ大きな力でクルマを地面に押しつけられるように、各チームのエンジニアが知恵を絞っている。

F1のクルマは、ムダを省いて設計されているため、ドライバーが座るコックピットも非常に小さく造られている。しかし、ドライバー保護のため安全面も厳しく規定されており、1994年のアイルトン・セナを最後に、F1ではレース中にドライバーが死亡する事故は起きていない。

ルールの抜け穴を利用した独創的なアイデアが登場することもあるが、これが本当に効果的だった場合、ライバルチームもすぐに同じようなアイデアを採用する。こういった技術をめぐる各チームのせめぎ合いも、F1の魅力の1つと言える。

第6戦 モナコGP

決勝まで:000000
5月24日(木)
17:00フリー走行1
21:00フリー走行2
5月26日(土)
18:00フリー走行3
21:00予選
5月27日(日)
21:00決勝

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